読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

古剣稽古日誌

古剣稽古日誌

〇定例稽古のお誘い旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流剣術、當田流棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和 などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古を楽しみましょう。ご関心のある方はどなたでも参加できます。初心者も歓迎いたします。(…

東京での「弘前藩伝・林崎新夢想流居合稽古会」が、盛会のうちに終了した。 今回は北文研が主催だった。私は修武堂代表として後方支援にまわった。 是風会の高無宝良師範、天然理心流武術保存会の加藤恭司代表師範、日本武道文化研究所川村景信師範ら、多く…

(小山百蔵英正「居合掌鑑(林崎新夢想流居合)」小山秀弘(卜傳流剣術宗家)蔵) 2月11日(土)東京での林崎新夢想流居合稽古会。修武堂 | お知らせ このような津軽で熟成された古流を首都圏で稽古できる機会はほとんどない。また、近現代以降に定着した、…

長い風邪から、10日ぶりに体調が戻ってくると、心身の変化がありありと感じられ面白い。 せっかくの機会だから、内観し、観察している。 重い肉の塊だった全身の重さが消え、別人の体を借りてきたような軽やかさを覚えてきた。 両肩の詰まりが抜け、柔らかく…

家伝の卜傳流剣術伝書では、全身各部同士と大地との「権衡」を説く。それが失われると体に負担がかかり、道具の重さを感じると説く。 これはおそらく当流だけではなく前近代の諸流にも共通していた。もちろん林崎新夢想流居合にもだ。 だが、現代の武道稽古…

少し不思議な話をしたい。人里離れた山奥で、人は、人の声を聴きたくなるものらしい。 山の怪異は柳田國男「遠野物語」だけではなく、身近にたくさんある。 わが家は代々、山が好きな男が多い。祖父も叔父もだ。 叔父は、幼い頃から、祖父に卜傳流剣術や剣道…

明府真影流 手裏剣術 青森講習会 <本格的な手裏剣術を、基礎から伝授します> 開催日:平成29年 2月26日(日) 開催時間:午後1時~午後4時 会場:みちぎんドリームスタジアム(青森市スポーツ会館) 青森市合浦1丁目13番1号 ℡017-765-6…

〇定例稽古のお誘い 旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流剣術、當田流棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和 などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古を楽しみましょう。ご関心のある方はどなたでも参加できます。初心者も歓迎いたします。…

家伝の卜傳流剣術「裏」四本目は玄妙だ。本当によくできているがよくわからない。 昨日の修武堂定例稽古では、家伝剣術大太刀「表」五本から「裏」五本を皆さんで一緒に稽古した。 その説明で、また私が間違えた。 先日以来、左肩を痛めたうえに、風邪でフラ…

修武堂の定例稽古は、会費も月謝もすべて無料。経験や武種も不問、どなたでも参加でき「来る者は拒まず去る者は追わず」で十数年やってきた。 だから、名前も知らない方と剣を交えていることが少なくない。 なぜ門戸を開いているのか。 その理由は、30歳の頃…

〇定例稽古のお誘い旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流剣術、當田流棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和 などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古を楽しみましょう。ご関心のある方はどなたでも参加できます。初心者も歓迎いたします。(…

「わが市は、武士が発祥したところだ(!?)。だから武道の基本をきちんとやらなくてはならない。よって昇級試験のランクを細かく設定した。」 という、全く奇想天外な講話が、津軽でも生まれてきた。 「武士が発祥したところ」など、特定の市町村に限定で…

家伝卜傳流剣術「変形(へんぎょう)」はまことに不思議だ。 その名のとおり、まさに変形、異形の技だ。なかでも三本目は全く不明だった。 しかし昨夜、いつものように居間で、袋竹刀を振っていたら、次々面白いことが見えてきた。 試しに、剣道部帰りの愚息…

三尺三寸の長刀を操る林崎新夢想流居合は、とことん座って基本を覚えてから、やっと立って稽古する。いかにも、前近代の東アジア的な身体技法か。 そこから導かれる身体とは、いったいどのようなものであろうか。 かつての津軽では、多くの弘前藩士達と近代…

津軽のくらしと武の稽古は、極寒から逃れられない。 幼い頃は毎朝、刺し子の剣道着に袴を着け、オーバーを着たら北辰堂へ走っていった。 戦前の建物だから、断熱材とは無縁、すき間風ばかり。 真冬でも全く火の気を使わなかったから、外にいるのと同じ寒さだ…

中学生の息子が、全国から強豪が集まる剣道の練成会に参加した。 しかし、幼い頃から剣道よりも、古流の剣術や居合、柔術等、多彩な稽古を楽しんできた彼にとって、剣道の技法は不慣れな面が多い。 なぜそのように育てたのか。 実は、私自身、剣道稽古の比重…

謹賀新年。実家では毎年恒例、剣術を活かした餅つきをやる。 お供えを作り、庭の稽古場の神棚へ。 その後、父と妹、愚息と我で剣術や剣道の稽古となる。 袋竹刀や木刀を用いて、父による様々な理合の実技指導だ。 剣道教士八段の父は、毎朝、北辰堂の剣道稽…

武も、剣も、安全な現代社会では「無用の長物」と思う方もおられよう。 しかし私は、この現代生活だからこそ、ますます重要性を増している、と感じている。 生命力を豊かに、濃くするためにも。 そのひとつが、人と人との関係の持ち方だ。 我々は、互いの間…

修武堂は、まるで武術の「アベンジャーズ」か。 バラバラの個性が、同化してしまうことなく、独立しながら、ゆるやかに連携している。 ふつうの武術・武道の会ならば、みんな同じ服装で同じ技だけをひたすら稽古するものだ。 だが我々は、武種も、職業も、好…

修武堂古参のお仲間、F女史に、永遠のお別れをした。 常に穏やかに相手を包み込むような笑顔だった女史は、 2016年12月9日の朝、仙台の地で天に召された。 奇しくも、武道史研究家太田尚充先生の逝去と同じころだった。 当会稽古では、合気道で練られた、し…

三尺三寸の長剣を抜く林崎甚助の居合。 その流れを汲む方々が集った「全国古流武術フォーラム2016 in 山形」 そのレポート『月刊 秘伝』2017年1月号(http://webhiden.jp/)が発売された。 各方面で大活躍中の「日本武道文化研究所」が主催。 誠に画期的な試み…

12月9日朝、太田尚充(おおた たかみつ)先生が天へ召された。91歳であられた。 先生は、大正15年生まれ、東京高師卒で柔道八段、全日本柔道連盟参与の武道専門家であられるとともに、 弘前大学などで教鞭をとられながら、弘前藩および八戸藩の各古流武術の…

吹雪の津軽から、小春日和のような八戸市へ。 十和田湖の創造神話で活躍した南祖之坊(なんそのぼう)。 彼が修行したという真言宗の古寺へ。 伝統に閉じこもることなく、様々な活動を創造して、現代に向き合っている若い副住職にお会いできた。 その姿勢に…

現代における武は、剣の役割とは何だろう。 当代の我々修行者が、よそから借りてきた言葉ではなく、自らそのことに答えられなければ、その世界は泡沫の夢となろう。 素晴らしい日本の伝統文化、精神修養、試合に勝つため、健康法、だけならば、他にも優れた…

bugakutokyo.blogspot.jp 先日、国際武学研究会光岡英稔師範による稽古会に参加させていただいた。 人間の身体は、もともと左右非対称であり、それぞれ異なる特性と機能がある。 という、大きな示唆をいただいた。光岡師範に深く感謝申し上げたい。 以前、な…

武の第一目的は「試合に勝つこと」ではない。 それでは、会議で試合ルールが変わるたびに、武の目的も、求める人間像も、毎度変わってしまう。そこから一歩出たら、通用するかどうかもわからなくなる。 武は、そのような、揺れ動く存在、限定された世界では…

弘前藩の林崎新夢想流居合を復元、復興していくうえで、参考史料のひとつとしているのが、武家屋敷だった実家の引き出しから出てきた、近世史料「居合掌鑑」だ。 これは、同流浅利伊兵衛均録から山形半十郎茂高へ、そして我が父祖達である小山次郎太夫英貞と…

昔の話を聞いた。 ある武道で、段位や範士、教士などの称号がほしければ、なるべく中央の先生方とつながりを持つこと、頻繁に飲み会に出ること、贈り物合戦をすることだったという。 我が家は代々それをやってこなかった。だから地方の修行者は永遠に…。 近…

11月6日、弘前市の笹森家武家住宅で、弘前大学古武術研究会 twitter.com 主催で、同大学居合道部、青森大学忍者部との合同演武会が無事終了した。 あいにく私は仕事で参加できなかったが、同研究会顧問のひとりとして、ホッと安心した。 ご協力いただきまし…

弘前公園のなかの護国神社の神楽殿には、近代の武芸奉納額がある。 いずれも招魂社時代に奉納されたものか。 ひとつは、明治24年7月10日の奉納額で、當田流剣術山崎勘一郎の門人、高山龍助が、16名の打方を相手に、天保15年5月24日から26日にかけて昼夜三日…

稽古していたら、改めて感じる。 やはり刀剣は、単なる視覚だけでとらえる鑑賞の器ではない。 それだけだったら、あのようなカタチをしている必然性はないだろう。 刀剣本来の機能美は、動きのなかでこそ、明確に立ち上がってくる。 刀剣は、無制限で混沌と…

〇定例稽古のお誘い旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流剣術、當田流棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和 などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古を楽しみましょう。ご関心のある方はどなたでも参加できます。初心者も歓迎いたします。(…

幼い頃から、祖父や父、各古流の先師達のそばで見聞きしたり、教えてもらったたくさんの武術談義や伝説、伝承がある。 そのときはなんとも思わなかったが、年齢を経てくると、いろんなことに気づかされる。またそれらは一般の方だけではなく、現代武道修行者…

「弘藩明治一統誌」によると、幕末の父祖達は、稽古場以外にも、弘前八幡宮の林や墓所などに集まって、家伝剣術や林崎新夢想流居合の稽古をしていたという。 同じように最近、外崎源人氏が、弘前公園のなかの護国神社境内で、大学生有志達に、抜刀や野稽古を…

剣道部稽古から帰ってきた息子が「木刀による剣道基本技稽古法」DVDを見ている。 この形は、平成になって「竹刀は日本刀であるという観念を理解させ、日本刀に関する知識を養う」ために制定されたという。 しかし、あくまで私見だが、あの形の構造は、中近世…

〇定例稽古のお誘い旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流剣術、當田流棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和 などの古流武術を中心に、稽古を楽しみましょう。ご関心のある方はどなたでも参加できます。初心者も歓迎いたします。(小学校高学年以上、見学も可)。…

流行のメンタル・トレーニングをやっている方がいた。 よくわからないが、ときどき禅の公案や武芸伝書で聞いたようなことが出てくる。 きちんとやれば効果はあるのだろう。 しかし中途半端なやり方では「こうすればああなる」と、あたかも人間の心身を単純な…

疲れて帰ってきても、なるべく一本だけでも、稽古するようにしている。 ことに復元・復興中の林崎新夢想流居合の形は多くて、すべてを習得しきれていない。 やがていつかは…などと悠長にやっていれば永遠にやらないだろうから。 今日は右身「臥足」だった。…

先日、道場へ取材にきたテレビ番組の全国放映日が、 新しいニュースに押されて、ドンドン延期されているそうだ。 まあ、急ぐ話題ではないのだから、気長に待とうかな。 なによりまずは、己自身の稽古を堪能しよう。 我々修行者はよく「正確な動作になろう」…

10月22~23日の「ひろさきハイカラ庭園」(於弘前市「藤田記念庭園」)で「剣術ワークショップ」を担当した。(http://www.hirosakipark.or.jp/highcolor/index.html) コスプレイヤーに大人気のイベントで、会場全体の時代設定は明治大正らしい。 なぜ修武…

最近、林崎新夢想流居合の稽古のひとつとして、 三尺三寸の長大な刀と、我が心身をいかに連結させるか、 という工夫のなかで、ひとつ気になる現象がある。 三尺三寸刀は、術者の心身に変化を生じさせたり、誘導してくれる器であるが、 あくまで生物ではなく…

日本武道文化研究所主催の「全国古流武術フォーラム2016in山形」に出席。 林崎流系統の居合を共通テーマとする、有志の研究稽古会。今回は3回目。 日本各地から、開祖林崎甚助の聖地、山形県村山市・寒河江市へ、少数精鋭が集まった。 みなさん紳士で、ずっ…

この10月は、己のルーツを巡る旅となりそうだ。 まずは明日から、家伝卜傳流剣術、その開祖が生まれた茨城県鹿島神宮の全国大会へ出場。 その翌日は、同剣術を津軽に根づかせた弘前藩家老、棟方作右衛門の墓調査へ。 (なお棟方家は、弘前藩の忍者集団「早道…

武であるからには、必ず、我と相反して変化する相手がある。 己ひとりや、静止物相手だけで完結する稽古では、実際の闘争で大きな錯誤を生むだろう。 そのためか、林崎新夢想流居合の稽古では、必ず一人か二人の相手を付ける。 そのうえでこの居合には、居合…

津軽地方在住で、もと本覚克己流和師範であったK先生からいただいた、旧弘前藩の「林崎新夢想流居合 極位秘術 唯授一人目録 向次第」(巻子本)1巻の写真である。 このほかに4巻あったが、秋田県在住の居合道高段者の求めに応じて、寄贈されてしまったとい…

十代の頃から、青森県内の古武術、古武道の遺産を訪ねてまわった。 我が家と同じく、脈々と武を伝えてきたお仲間がいるはずだと。 しかし何処まで行っても、失われた跡ばかり続いた。 あたかも荒涼とした砂漠を歩いているような、己だけ取り残されたような寂…

今日、外崎源人氏と青森大学忍者部へ、 家伝剣術と林崎新夢想流居合の指導でお邪魔した。 弘前藩の忍者「早道之者」を率いた中川某らは、 林崎新夢想流居合や當田流、本覚克己流和など、普通の藩士達と同じ武芸を習得し、藩主前の武芸高覧でも披露していた記…

古来から、兵法や武の先達の多くは、豊かな都ではなく、様々な困難を抱えた地方から生まれてきた。 逆に、近代以降の武道・武術は、すべてのものごとと同じように、メディアと消費者が集まる中央発信型が多くなった。 しかし近年は、日本各地の「地方」でも…

林崎新夢想流居合。 三尺三寸の長大な刀で稽古した後、常寸刀に持ち替えて家伝剣術をやる。 不思議と自分が変わっているようだ。 いつもの形を遣っても、全く違う姿が出てきたり、いままで気づかなかったことが出てくる。 ところで、愚鈍な私は、いくら懸命…

来る10月8日(土)、山形県村山市武道館にて「全国古流武術フォーラム2016-林崎甚助の居合を探るII-」(日本武道文化研究所 主催) (http://hayashizakishinmusoryu.jimdo.com/event/event3/)が開催される。 今回のフォーラムでは、私も、弘前藩の林崎…