わたしの剣術は、人を倒すためではないなあ。

剣と己の身体に聴きながら、剣を振ることで、己が清まっていく感じがある。

人が生きるためのシステムが、人より大きくなりすぎて、逆にそれに拘束されてしまって居着き、

しだいに錆びついていく、生物としての己を、本来の能力を、イキイキと解放するため、

そうして明日もまた、実社会と対峙していく、豊かなチカラを呼び覚ますため。