1月23日に東京で開催する「林崎新夢想流居合研究稽古会
皆様にお助けいただきながら準備は順調に進んでいる。
小さな当会主催にしては、驚くほど多くの方々から反響をいただいている。
「当日、会場が狭くなるかな」という心配は初めての経験だ。
ところで肝心の林崎新夢想流居合の技法そのものについて。
つくづくその術理は、私の至らなさを解決するための特効薬かもしれない。
物事への向き合い方の甘さについて気づかせてくれるとともに、その腑抜けさから脱却していくために用意された学びではないかと。
すなわち、俗にいう「逃げちゃダメだ」「気合だ」などと連呼し、単なるパワーのつぶし合いに陥ってしまうのではなく、
我も立ち相手も立つが、それでも我は決して汚されずに、涼やかに柔らかに乗り越えていく規矩について、
身体を通じて学んでいける、非常に有り難い方法なのではないか。
それはやはり刀剣の構造の特性と、その操法である剣技だからこそ、学びやすいのではないか。