定例稽古のお誘い(※会場が北辰堂へ変更)旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流(ぼくでんりゅう)剣術、當田流(とうだりゅう)棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和(ほんがくこっきりゅうやわら)などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古…

ここ数か月、博物館の資料整理で、美術品の梱包や輸送のプロ集団と仕事している。 そのなかの長老でひとり、見事な所作の方がいる。 他の学芸員は、貴重な資料を梱包する彼の技術に感心する。 しかし私はそれだけではなく、繊細な器物を破損しないよう、丁寧…

〇定例稽古のお誘い旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流(ぼくでんりゅう)剣術、當田流(とうだりゅう)棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和(ほんがくこっきりゅうやわら)などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古を楽しみましょう。参…

〇定例稽古のお誘い旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流(ぼくでんりゅう)剣術、當田流(とうだりゅう)棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和(ほんがくこっきりゅうやわら)などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古を楽しみましょう。ご…

武は「対立」を宿命的な課題としている。 だから稽古や試合が激しくなるほど、どうしても、いい感情ばかりではなく、負の感情も次々と湧いてくることがある。 それにどう向き合うかで、修羅の無間地獄に陥るか、文明の智慧としての武になるか分かれる。 勝っ…

弘前市一番の飲み屋街、鍛治町。 きらびやかなネオンと酔客たちで賑わう反対側に、ひっそりと福島道場がある。 小中学校時代、互いに鍛え合った剣道の強豪達はみなここで育った。 いまその稽古はなくなって、大学居合道部の稽古場となり、 最近、北文研が、…

津軽にもようやく春が来た。 深い雪に埋もれていた庭の小さな稽古場が、ようやく地表に出てきた。 またここで稽古ができる。 先日は、弘前で武学研究会を開催された光岡英稔師範と幹事S氏、外崎源人氏を我が家の稽古場にお招きして、林崎新夢想流居合の研究…

形とは何か。なぜ必要なのか。 わが家にも中近世以来の素朴な形がある。 己の好き嫌いを言えず、淡々と継承してきた。 亡き祖父は、明治末期に、卜傳流剣術を代々伝えてきた一族の長男として生まれた。 少年期には、旧藩の各武芸師範達や戊辰戦争を体験した…

〇定例稽古のお誘い旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流(ぼくでんりゅう)剣術、當田流(とうだりゅう)棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和(ほんがくこっきりゅうやわら)などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古を楽しみましょう。ご…

家伝の卜傳流剣術の小太刀稽古は、仕太刀(弟子側)が構えを打たれることから始まる。 なぜだろう。 剣道や剣術の地稽古では、間合いに入るや否や、ドンドン打っていく方が気持ちがいいし、技が伸びやすい。 幕末以降そのようなシナイ打ち込み稽古が流行した…

小太刀から剣理をとらえなおす。 たったひとつの武具だけではなく、様々な武具でも稽古することが、新しい視座につながる。 例えば小太刀。 古い形を、表演用や精神論、儀礼や有職故実のひとつとして伝承する方法もある。 だが、わたしはそれだけでは退屈で…

昨日の修武堂稽古。 みんなで家伝の卜傳流剣術と、林崎新夢想流合を稽古した。 家伝剣術は小太刀をやった。 たいがい古流剣術には、小太刀の技法がセットで伝承されている。 だがスポーツチャンバラ等の打ち合いで、短い小太刀で大太刀に対抗するのは至難の…

難解な古伝の形。まるで、身体と五感で解いていく謎かけパズルだ。 単に根性でカタチを繰り返しても見えてこない。 所作をなぞるなかから生じる違和感がヒントだ。 それを楽しめば、道場だけではなく、日常生活のなかでもいろんな気づきが浮かぶ。 長い模索…

近代に創られた各分野の「伝統」。 それがたったひとつの「正しさ」として他者を評価、睥睨している。 先日子どもが、剣道部稽古ノートに、武術・武道のバイブル「天狗芸術論」を引用した。 すると有段者のコメントは、誤読されたうえでの完全否定だった。 …

武は、剣は、自分だけ立派に動いていればいいのものではない。 相手との関係性のなかでこそ、武は生まれる。 人間関係そのものだ。 そのとき、古来から重要視されてきたのが拍子や調子などと呼ばれる、己の心身のリズムそして相手との関係のリズムだ。 家伝…

稽古で「正しさ」を繰り返すことは大事だが、問題もある。 すなわち「正しさ」「先生の教え」に囚われすぎ、順守することで安心してしまうと、 精妙に生きている己の心身にブレーキをかけ、固着させてしまうことがある。 「正しい歩き方」「正しい話し方」だ…

武の稽古には、その人なりの世界への向き合い方が、如実に現れることが多い。 これはつくづく、私自身の深い反省である。 往々にして、ものごとに出会った瞬間、己のクセによる先入見、または誰かにもらった既製の視点でとらえてしまう。 ことに武はその特性…

心身が復活してきた。また新しい心で稽古を始めよう。 この一か月、風邪をこじらせてから、ずっと体調がすぐれなかった。 しかし雌伏のなか、身体をモノとして考えるだけでは知りえなかった、その組成を見つめ直すこと、己を内側から組み替えていく作業がで…

〇定例稽古のお誘い旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流(ぼくでんりゅう)剣術、當田流(とうだりゅう)棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和(ほんがくこっきりゅうやわら)などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古を楽しみましょう。ご…

〇定例稽古のお誘い旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流剣術、當田流棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和 などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古を楽しみましょう。ご関心のある方はどなたでも参加できます。初心者も歓迎いたします。(…

東京での「弘前藩伝・林崎新夢想流居合稽古会」が、盛会のうちに終了した。 今回は北文研が主催だった。私は修武堂代表として後方支援にまわった。 是風会の高無宝良師範、天然理心流武術保存会の加藤恭司代表師範、日本武道文化研究所川村景信師範ら、多く…

(小山百蔵英正「居合掌鑑(林崎新夢想流居合)」小山秀弘(卜傳流剣術宗家)蔵) 2月11日(土)東京での林崎新夢想流居合稽古会。修武堂 | お知らせ このような津軽で熟成された古流を首都圏で稽古できる機会はほとんどない。また、近現代以降に定着した、…

長い風邪から、10日ぶりに体調が戻ってくると、心身の変化がありありと感じられ面白い。 せっかくの機会だから、内観し、観察している。 重い肉の塊だった全身の重さが消え、別人の体を借りてきたような軽やかさを覚えてきた。 両肩の詰まりが抜け、柔らかく…

家伝の卜傳流剣術伝書では、全身各部同士と大地との「権衡」を説く。それが失われると体に負担がかかり、道具の重さを感じると説く。 これはおそらく当流だけではなく前近代の諸流にも共通していた。もちろん林崎新夢想流居合にもだ。 だが、現代の武道稽古…

少し不思議な話をしたい。人里離れた山奥で、人は、人の声を聴きたくなるものらしい。 山の怪異は柳田國男「遠野物語」だけではなく、身近にたくさんある。 わが家は代々、山が好きな男が多い。祖父も叔父もだ。 叔父は、幼い頃から、祖父に卜傳流剣術や剣道…

明府真影流 手裏剣術 青森講習会 <本格的な手裏剣術を、基礎から伝授します> 開催日:平成29年 2月26日(日) 開催時間:午後1時~午後4時 会場:みちぎんドリームスタジアム(青森市スポーツ会館) 青森市合浦1丁目13番1号 ℡017-765-6…

〇定例稽古のお誘い 旧弘前藩で伝承されてきた卜傳流剣術、當田流棒術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和 などの古流武術を中心に、心身を生き生きと豊かにしていく稽古を楽しみましょう。ご関心のある方はどなたでも参加できます。初心者も歓迎いたします。…

家伝の卜傳流剣術「裏」四本目は玄妙だ。本当によくできているがよくわからない。 昨日の修武堂定例稽古では、家伝剣術大太刀「表」五本から「裏」五本を皆さんで一緒に稽古した。 その説明で、また私が間違えた。 先日以来、左肩を痛めたうえに、風邪でフラ…

修武堂の定例稽古は、会費も月謝もすべて無料。経験や武種も不問、どなたでも参加でき「来る者は拒まず去る者は追わず」で十数年やってきた。 だから、名前も知らない方と剣を交えていることが少なくない。 なぜ門戸を開いているのか。 その理由は、30歳の頃…